遍路道と寺院 遺産登録準備

Shikoku pilgrimage 88 and bangai 20
★四国八十八カ所霊場と全長1400キロの遍路道の世界遺産登録を目指す四国4県と
経済団体などによる協議会が6月12日、徳島市で総会を開き、2016年度の
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の暫定リスト入りを目指す方針を決めた。
世界遺産登録には、遍路道と札所(寺院)を国の史跡などに指定することが必要だが、
これまでに指定されたのは徳島県勝浦町阿南市の遍路道計約7キロだけ。
保護の遅れが課題となっている。
総会は、4県でそれぞれ1カ所以上、遍路道と寺院を史跡に指定するモデル地区を
つくることで合意。史跡指定以外にも、名勝への指定や重要文化的景観への選定などの
手法も検討していくことを決めた。(以上はMSNニュースより引用)


★「四国八十八カ所霊場と遍路道」の世界文化遺産登録に向け、貴重な一歩を踏み出した。
四国霊場20番札所・鶴林寺勝浦町生名)と21番札所・太龍寺阿南市加茂町龍山)
周辺の遍路道計約4・5キロが、国史跡に指定されることになった。文化審議会が、
川端達夫文部科学相に答申した。
四国4県にまたがる全長約1400キロの遍路道の中で、国史跡に指定されるのは初めてで
ある。価値あるものとして歓迎したい。
弘法大師ゆかりの回遊式の巡礼道で江戸時代以降、今も民間に広く普及する信仰文化
伝える史跡」。文化審は遍路道をこう位置付けた。四国遍路が、地域社会に支えられながら
数百年にわたって受け継がれてきた「生きた文化遺産」とされるのは言うまでもない。
鶴林寺から太龍寺に至る山越えの遍路道は、「遍路ころがし」とも称される難所の一つだが、
懐かしさを感じるところが多い。
指定される区間には、札所までの距離を示すという南北朝時代の「丁石(ちょういし)」や、
遍路の途中で亡くなった人の墓、供養塔などの石造物計83基が残っている。
遍路の宿泊施設「通夜堂(つやどう)」の跡もある。
古道としての景観が保たれていることも、文化審の評価を高めた。
指定を弾みにして、保護・保存に一層力を入れなければならない。
世界文化遺産への登録をめぐっては四国4県が2006年11月、候補地として国連教育科
学文化機関(ユネスコ)へ提出される暫定リスト入りを目指して共同提案書を文化庁
提出したが、継続審査となった。
07年6月には、4県による協議会をつくり、関係市町村も加わって同12月に再提案した。
しかし、文化庁は08年9月の審査で「日本の暫定リストにはみられない分野の資産」と
しながらも、暫定リスト入りを見送った。
その際、文化庁は構成資産の大半が文化財として保護されていない点を指摘した上で
文化財の指定・選定を含めた保護措置の改善・充実が不可欠」としていた。
これを受けて、本県は09年度から県内にある24の札所を対象に建造物調査などを開始し、
その結果を基に文化財指定や保護策の検討を進めてきた。
今年3月には、四国4県と四国内の産学官、ボランティア団体などが「世界遺産登録推進
協議会」を発足させている。
官民が結束して、霊場文化財としての調査や遍路道の整備、お接待文化の継承などに
取り組む。活動を強化し、登録への機運を高めてもらいたい。
ユネスコ世界遺産委員会は、審査基準を年々厳しくしている。08年8月には、
「平泉の文化遺産」(岩手県)が日本の推薦候補で初めて登録が見送られた。
世界遺産登録へ暫定リスト入りを目指す四国4県などにとって今回、本県の遍路道が国史跡に
指定される意義は大きい。
暫定リスト入りへの道は険しいが、その歩を緩めてはならない。遍路文化の継承に努め、
四国遍路の希少価値をアピールしていくことは私たちの役割である。
(以上は5月25日付けの徳島新聞ニュースより引用しました)


今朝のウオーキングは汗の量が少なく歩きやすかった。
今日は火曜日で生ごみの収集日、5時過ぎにごみネットを出していた元2丁目自治会長に
逢った 「ひさしぶりでんな〜あるきですか、前よりしまって見えますよ」
と言ってくれたが ??? 13783歩、しっかり11725歩でした。