郷照寺 天皇寺高照院 国分寺 白峯寺

2013.04.07 88箇所 写ログ Shikoku pilgrimage 88 and bangai 20
東京あきる野市のお遍路Mさんは多度津のホテルトヨタを05:27に発ち
78番郷照寺白峯宮、79番天皇寺高照院、80番国分寺、81番白峯寺から
かんぽの宿坂出まで歩かれました。

78番郷照寺口  2013.04.07  06:55

☆☆

78番郷照寺  ( Butsukouzan Goshoji, 78th of Shikoku 88 ) H24m
第78番札所 佛光山 郷照寺 (ぶつこうざん ごうしょうじ) 
本尊  阿弥陀如来 (あみだにょらい)
真言  「おん ありみた ていせい から うん」
開基  行基菩薩
宗派  時宗
御詠歌 おどりはね ねんぶつとなふ どうじゃうじ ひょうしをそろへ かねをうつなり

↖  78番郷照寺(ゴウショウジ)


78番郷照寺の山門  2013.04.07  06:56

78番郷照寺の大師堂前から、左下は本堂  2013.04.07  07:12

78番郷照寺の大師堂  2013.04.07  07:12

大師堂横の万体観音洞  2013.04.07  07:12

万体観音洞内  2013.04.07  07:13

万体観音洞内  2013.04.07  07:13

78番郷照寺の本堂脇の石段上に大師堂  2013.04.07  07:15

78番郷照寺の本堂  2013.04.07  07:15

78番郷照寺の鐘楼  2013.04.07  07:29

78番郷照寺の鐘楼説明板  2013.04.07  07:29
良く鳴るようになったつりがね(釣り鐘と龍さま)
江戸時代、この郷照寺の釣り鐘が割れて鳴らなくなり和尚さんは大変困りました。
ちょうどその折大阪、堺からお遍路に来ていた腕の良い鋳物師に直してもらうことになりました。
その時、鐘を鋳なおす材料にと、山に蓄えていたたくさんの銅鏡を「とみくま村」の庄屋さんと
運んでくれたお爺さんがいたのですが、いつの間にか姿が見当たらなくなり、
お礼を言おうとみんなで探しましたが、消えていなくなっていました。
その鏡のあったところは川津の山だったことから、お爺さんは春日の明神さまだろうとみんなで
噂しあいました。鏡を入れて作り直した鐘はとても良い音で鳴り、遠く対岸の本州まで聞こえ、
その音色に誘われて龍神が現れたそうです。
太平洋戦争のとき、日本国内の金属は飛行機や爆弾を作るために集められましたが、
この郷照寺の釣り鐘は歴史的な価値があるということで免れ、
今日まで宇多津の町を平和の鐘として守ってきました。

78番郷照寺の境内図  2013.04.07  07:29

坂出本町商店街アーケード  2013.04.07  08:03

坂出本町商店街アーケードは長い  2013.04.07  08:05

軽車両製作所近くの道沿いの小屋の壁画  2013.04.07  08:31
ここをしばらく行くと八十場の水の茶店と、とところてん屋があります
あと少しで79番高照院

八十場の水から歩いてゆくと白峯宮の境内から入ります、
御神木の大楠   2013.04.07  08:39

白峯宮の御神木の大楠  2013.04.07  08:39

白峯宮  2013.04.07  08:39

白峯宮の境内から鳥居  2013.04.07  08:39

白峯宮の境内の馬の像  2013.04.07  08:40

白峯宮  2013.04.07  08:40

白峯宮の鳥居  2013.04.07  08:41

☆☆

79番天皇寺  ( Kinkazan Koshoin Tennouji, 79th of Shikoku 88 ) H21m
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺 (きんかざん こうしょういん てんのうじ)
本尊  十一面観世音菩薩 (じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
真言  「おん まか きゃろにきゃ そわか」
開基  弘法大師
宗派  真言宗御室派
御詠歌 じょうらくの うきよのなかを たづぬべし てんのうさへも さすらひぞある

↖  79番天皇寺(テンノウジ)


白峯宮天皇寺の門石  2013.04.07  08:41

白峯宮と隣り合わせの79番天皇寺高照院の本堂  2013.04.07  08:56

79番天皇寺高照院の大師堂   2013.04.07  08:56

79番天皇寺高照院の鐘楼   2013.04.07  08:56

天皇寺高照院を出てJR予讃線を左手に見ながら南下  2013.04.07  09:41
鴨川駅のところから181号線へ左折し綾川に架かる橋を渡り綾川の土手道を南下

坂出のうどんの山下  2013.04.07  09:52

うどんの山下のうどんは安くて美味しいです  2013.04.07  09:57
私もここで食べました。うどんは150円と具無しは安いのです
ところが上にのせる具を選び乗せると二種類でうどんより高くなります。

坂出のうどん山下の道を歩いてゆくと遍路道の案内板  2013.04.07  10:12

11号線の下を抜け反対側へ  2013.04.07  10:12

バイパス道路の石段  2013.04.07  10:13

バイパス道路の石段にある注意書き  2013.04.07  10:13

バイパス道路の左側には池  2013.04.07  10:17

このバイパスの歩道を東へ歩きます  2013.04.07  10:17

まだ工事中の部分と道脇の石仏  2013.04.07  10:31

80番国分寺門前のへんろ接待所ではお茶や飴をいただきました  2013.04.07  11:01
香川県の88箇所札所境内図の載った詳しい案内本勧められましたが歩き遍路には重いので
丁重にお断りしました。

☆☆

80番国分寺  ( Hakugyuzan Kokubunji, 80th of Shikoku 88 ) H34m
第80番札所 白牛山 国分寺 (はくぎゅうざん こくぶんじ) 
本尊  千手観世音菩薩  (せんじゅかんぜおんぼさつ 行基菩薩作)
真言  「おん ばざらたらま きりく そわか」
開基  行基菩薩
宗派  古義真言宗御室派別格本山
御詠歌 くにをわけ のやまをしのぎ てらでらに まいれるひとを たすけましませ

↖  80番國分寺(コクブンジ)


80番国分寺門前  2013.04.07  11:02

80番国分寺山門  2013.04.07  11:02
国分寺、縁起略記
当山は、天平13年(西暦741年、約1270年余年前)聖武天皇の勅願行基菩薩の開基にして、
国家安穏、五穀豊穣、万民豊楽等、祈願のため、また地方文化の発展を願って国ごとに
建立された讃岐の国分寺(具には金光明四天王護国之寺と云う)である。
創建当時の寺域は二町四方(後述の諸堂が西に偏する為東西三町南北二町とする説もある)
を有し、南より南大門を入り、東側に七重の塔、中央に中門、金堂、講堂、等の諸堂があった。
現在、古義真言宗御室派の別格本山で四国八十番の札所である。 当山

山門から境内への参道  2013.04.07  11:03
七重塔礎石、山門と金堂の中間右側にある石群が創建時の七重塔礎石であります。
全ての国分寺五重塔でなく、七重塔であります。この塔址は心礎(中心柱が乗る礎石)と共に
十七個あり、五間四方(正方形)の塔で、京都東寺五重塔(高さ東洋一)以上の規模の大塔で
ありました。

80番国分寺の鐘楼  2013.04.07  11:04
梵鐘(つりがね)
この鐘は当山創建当時(奈良時代)に鋳造された四国最古の嘉年で総高やく五尺余
(1.5メートル)重量やく三百貫(1200キロ)である。
旧国宝、重要文化財に指定されている。伝説、実説として次のようなものがある。
<伝説>昔当国安原郡百々渕(どどがぶち)に大蛇が住み、近在の住民を悩ましていたが
弓矢の名人戸次(べっし)八郎が当山千手観音に一矢あたれば千矢の霊験あれと祈願をし、
渕にのぞみ鐘を冠って現れた大蛇をみごとに退治した。龍神の夢告げにより、
この鐘が当山に奉納されたと伝えられる。
<実説>”鐘がものいうた国分の鐘が、もとの国分へいぬというた”この鐘は慶長十四年
(約400年前)二月二日当時の高松藩主生駒一正公が朝夕の時鐘にと田一丁を寄進して
城内に持ち帰ったところ、鐘は少しもならず城内にも城外にも怪異おこり、また悪疫が流行し、
一正公もついには病床にふすようになり、毎夜鐘が夢枕に立ち「もとの国分へいぬいぬ」と
泣いた。これは鐘のたたりに相違ないと恐れられ同年三月十四日返されてきたものである。
前記の歌はこの時作られたものである。そして寺にはこのことを記した当時の証文が現存する。
 当山

境内の池に架かる石橋の向こうに80番国分寺の本堂  2013.04.07  11:05

80番国分寺の本堂  2013.04.07  11:10
本堂
本堂は往古の講堂にして、鎌倉中期の建造物で実測九間四面
(廻縁を入れれば十一間四面ある。
建築上は五間五面と称す)の規模を有し、本瓦葺単層屋根入母屋造りで廻縁を有し、
柱は円柱、組物は和様出組、軒は二重繁垂木(本垂木)で、内部は内、外陣に分かれ、
内陣天井は鏡天井、外陣は格天井となっている。明治三十七年国宝となり、
現在は重要文化財の指定を受けている。
なお、当本堂は昭和になって約三ケ年を費やし、解体修理が行われた。
後世の部分修理の際、一部室町および江戸時代等の様式が取り入れられていたが、
現在はすべて鎌倉期の様式に復元された。
<本尊>本堂内陣の須弥壇上に寛文年間初代高松藩松平頼重公の寄進になる
厨子内に当本尊十一面千手観音菩薩が安置されているこの仏像は欅(けやき)の一本造りの
立像にして、御丈丈六と称するが、その実測一丈七尺三寸(約5.7メートル)の巨像である。
四十手を備え、第一手合掌、第二手宝鉢を執り、以下錫杖を右手にほこを左手に執り、
左右に脇手を配列し、手に持物をとり左肩より斜に袈裟をかけ腰部に裳裾をまとい、
両臂よりまといを垂下し、
すこぶる温顔優美である。寺伝に行基菩薩の作、弘法大師の補修と称せられている。
願いにより衆生を済度される、霊験あらたかな、大慈大悲の観世音菩薩である。
即ち、願いを叶えてくれる観音様であります。
明治三十四年三月、国宝に指定され、現在重要文化財となっている。 当山

80番国分寺の本堂  2013.04.07  11:11

80番国分寺七福神  2013.04.07  11:11

80番国分寺の縁結社  2013.04.07  11:11

80番国分寺弘法大師礼拝殿の門  2013.04.07  11:12

入り口に写真撮影ご遠慮下さいとあったと思うのですが  2013.04.07  11:20
東京あきる野市のお遍路Mさんは気が付かれなかったのか写っています
納経所礼拝します外には大師堂

80番国分寺の願掛大師像  2013.04.07  11:22

80番国分寺毘沙門堂  2013.04.07  11:22

国分寺から白峯山へ北上  2013.04.07  11:35

81番白峯寺へのへんろ道  2013.04.07  11:47

81番白峯寺へのへんろ道口には道しるべ   2013.04.07  11:47

これより白峯山を上ります  2013.04.07  11:48

四国の道の道しるべ  2013.04.07  11:53

へんろ道の石柱には句が刻まれています   2013.04.07  11:53

石槌神社へは行かずに進みました  2013.04.07  11:56

白峯山へんろ道からの景色  2013.04.07  11:59

白峯山へんろ道からの景色  2013.04.07  11:59

白峯山が近くなってきました  2013.04.07  12:08

一本松まで500m  2013.04.07  12:25

白峯山へんろ道からの景色  2013.04.07  12:25

白峯山へんろ道からの景色  2013.04.07  12:32

上ってきたへんろ道を振り返り見る  2013.04.07  12:32

白峯山へんろ道からの景色  2013.04.07  12:39

上りの白峯山へんろ道  2013.04.07  12:39

へんろ道脇の修行大師像  2013.04.07  12:42

白峯山へんろ道からの景色  2013.04.07  12:43

白峯山へんろ道からの景色、奥の池の手前の木立が国分寺  2013.04.07  12:43

あと数歩で一本松で1850号線に出ます  2013.04.07  12:46

一本松の四国の道案内  2013.04.07  12:47

へんろ道の案内道しるべ  2013.04.07  12:48

82番根香寺方向  2013.04.07  12:48

一本松の四国の道案内  2013.04.07  12:49

国分寺から上ってきたところが一本松です  2013.04.07  12:52

しばらくは180号線を歩きます  2013.04.07  12:52

途中からへんろ道へ入ります  2013.04.07  13:21

白峯寺500m、摩尼輪塔200m  2013.04.07  13:21

摩尼輪塔と下乗石  2013.04.07  13:25
摩尼輪塔は、苦しい仏教修行の中でも特に最終の位を表す「摩尼輪」(塔の円板部分)
にちなんでこのように呼ばれています。またこの塔は下に「下乗」と書いてあり、
長い遍路道もやっと聖地に近づいたことを教えています。下乗とは、ここからは
聖地であるからどんな高貴な者でも乗り物からおりて、
自分で歩いて参拝しなさいということです。
この摩尼輪塔は1321年(元応三年二月十八日、鎌倉時代末)密教の僧、
金剛仏子宗明によって建てられた全国でも珍しい塔です。一方左手にある下乗石の裏には、
1836年(天保七年丙申春三月江戸時代末)高松藩が古い摩尼輪塔を小屋でおおって
保存し新しいくこの碑を建てたことが刻まれています。

白峯寺300m   2013.04.07  13:26

白峯寺へんろ道  2013.04.07  13:26

81番白峯寺山門前の修行大師像  2013.04.07  13:31

☆☆

81番白峯寺 ( Ryoushouzan Shiromineji, 81st of Shikoku 88 )  H284m
第81番札所 綾松山 白峯寺 (りょうしょうざん しろみねじ)  
本尊  千手観世音菩薩  (せんじゅかんぜおんぼさつ 智証大師作)
真言  「おん ばざらたらま きりく そわか」
開基  弘法大師
宗派  真言宗御室派
御詠歌 しもさむく つゆしらたへの てらのうち みなをとなふる のりのこえごえ

↖  81番白峯寺(シロミネジ)


白峯寺の山門、七棟門は正面からの五棟と開いた門を覆う二棟合わせて七棟  2013.04.07  13:31

白峯寺の山門から正面には護摩堂、納経所  2013.04.07  13:32

護摩堂の前を左へ勅使門が見えます  2013.04.07  13:33

白峯寺の勅使門  2013.04.07  13:34

白峯寺の頓証寺殿  2013.04.07  13:34

白峯寺の頓証寺殿  2013.04.07  13:34

白峯寺の頓証寺殿の干支奉納石像  2013.04.07  13:39

頓証寺殿から勅使門を出て左上へ石段の上る途中にある鐘楼  2013.04.07  13:41

さらに石段を上って白峯寺の本堂  2013.04.07  13:42

白峯寺の本堂  2013.04.07  13:46

81番白峯寺の本堂前の干支奉納石像  2013.04.07  13:46

81番白峯寺の本堂の右隣りには大師堂  2013.04.07  13:47

81番白峯寺の大師堂  2013.04.07  13:51

81番白峯寺の大師堂  2013.04.07  13:51

山門を出ての道を駐車場方向へ  2013.04.07  13:59

瀬戸内海に架かる瀬戸大橋が見えます  2013.04.07  14:00

道をかんぽの宿の方へ  2013.04.07  14:02

曲がり角に白峰パークセンター  2013.04.07  14:05

その前の180号線をかんぽの宿の方へ  2013.04.07  14:05

180号線からの景色  2013.04.07  14:06

180号線からの景色  2013.04.07  14:06

180号線からの景色  2013.04.07  14:10

180号線からの景色  2013.04.07  14:11

180号線脇のかんぽの宿口  2013.04.07  14:11

かんぽの宿、坂出 2013.04.07  14:12

かんぽの宿からの景色  2013.04.07  14:24

雲からの夕陽光  2013.04.07  17:00