諸行無常

諸行無常
諸行無常、すなわち世のすべてはすぐに移ろいゆく。これも過ぎ去る、あれもまた過ぎ去る、それもまた過ぎ去る。物質と心を司るすべてのエネルギーは、微細なレベルで観察するなら、 一瞬たりとも安定することなく、崩壊しては新しく生成する。 これを猛烈なスピードで繰り返し、ぐらついている。どこにもしがみつくことなどできはしない。これを座禅瞑想により、はらの底から衝撃(ショック)とともに体験するなら、君は苦しみ(ストレス)から離れ、君の心は清まり安らぐだろう。(法句経277)

諸法無我
諸法無我、すなわちすべてのものは、自分のものでない。これも、あれも、それも。あらゆる真理現象も、物理現象も、そのすべては自分のものではない。この身体も、この感覚も、この記憶も、この好き嫌いも、この意識も、この世界も、すべては自分のものではない。これを座禅瞑想により、はらの底から衝撃(ショック)とともに体験するなら、君は苦しみ(ストレス)から離れ、君の心は清まり安らぐだろう。(法句経279)

一切行苦
一切行苦、すなわち、これも苦、あれも苦、それも苦。 物質と心を司るすべてのエネルギーは、ことごとく苦しみでしかない。楽しいと脳内錯覚させられていることすら実は苦しみなのなら、あらゆるこだわりは意味が無い。これを座禅瞑想により、はらの底から衝撃(ショック)とともに体験するなら、君は苦しみ(ストレス)から離れ、君の心は清まり安らぐだろう。(法句経278)

小池龍之介著 「超訳 ブッタの言葉」 より引用しました。 TI