逆打ち 🚘 4 大滝寺

四国霊場逆打ち車遍路 🚘 4 大滝寺

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2016.10.25(火)
四国霊場逆打ち車遍路の初日札所は、別格20霊場の20番大滝寺から

四国霊場88カ所(青字)と別格20霊場(赤字)

別格20霊場、20番札所大滝寺は香川県との県境、徳島県美馬市脇町字西大谷674にあり
四国88ヶ所88番大窪寺との距離は30kmあります。

別格20番大滝寺前からの四国山脈

別格20番大滝寺

別格20番大滝寺の石柱
四国八十八箇所総奥ノ院 真言宗御室派 準別格本山 大滝寺


2016.10.25(火)
番外別格20番大瀧寺 ( Fudaisan Otakiji, Ex. 20th of Shikoku 88 ) 
EL+913m
四国88箇所総奥の院 福大山 大瀧寺 (ふくだいさん おおたきじ)
本尊  西照大権現 
真言  「なむ にしてる だいごんげん」
開基  行基菩薩
宗派  真言宗御室派 準別格本山
御詠歌 霊峰の 岩間にひらく 法の道 厄をながして 衆生ぞすくわる
所在地 徳島県美馬市脇町字西大谷674
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旧境内跡:山頂東尾根にある西照神社本殿の向かって左から約20mの森から西へは当寺の境内地で、さらに約20m入った所に旧本堂跡がある。この数十m上は大瀧山頂上で、石仏や石碑が山中に点在している。
略縁起、奈良時代神亀三年)行基菩薩が、塩江より御登山になり、阿讃山脈秀峰に一寺を建立し、阿弥三尊を安置されました。平安時代の初期、延暦十年(西暦788)弘法大師も、「三教指帰」と云う大師の著書にはっきりと記されています様に「求聞持修法」をされ、弘仁六年(807年)弘法大師四十二才、二度目の登山のときに、現世の男女厄難消除、万民安楽の為に、西照大権現の御尊像を安置し、法華経を一石毎に書き、男女厄流しの秘法を修されました。又、天安二年(858年)聖宝尊師(理源大師)が登山され、高野槙を御手植になり、男女厄除厄流の大護摩を修法されました。その法が今に伝わり厄流しの寺として有名です。又、八十八番大窪寺との関係が深く東大窪寺、西大瀧寺の名で呼ばれ、別格二十ヶ寺中で最も高い海抜九百四十メートルの大瀧山上にあります。徳川時代には、高松藩(徳川)と徳島藩家老の稲田氏の祈願所と成っておりました。当時は度々炎上して現在寺宝としては、別にありませんが江戸時代には、阿波讃岐登山道に鳥居の数十八基在りました。
西照大権現(一宇奥の院熊野十二社大権現(江原町清水の上)龍王堂 護摩堂 観音堂 弘法大師御自突ノ杖 不動堂 弘法大師御影堂 鐘楼堂 仁王門
車の場合、脇町から小道を進んで寺に至る(カーブが多いので運転注意) (四国ネットより)

別格20霊場、20番札所大滝寺の宝号印、墨書きお納経

別格20霊場、20番札所大滝寺の本尊御影と梵字(2016年)、散華は2013年歩き遍路時

今回は別格20霊場の各寺で男玉と女玉の数珠玉(各300円)を納経時に頂き集めることにしました。

別格20番大滝寺の本堂と納経所
手水場はありますが水は出ていません(2013年の時も手水に水は無かった)

別格20番大滝寺の大師堂と納経所トイレには鍵がかかっており納経所で鍵をかり使いました。隣接する西照神社には公衆トイレがありますのでそちらを使うと良いでしょう

別格20番大滝寺の本堂を西照神社の石段から

別格20番大滝寺の本堂

別格20番大滝寺の本堂

西照神社の鳥居と参道石段

鳥居から西照神社境内まで長い石段が続きます

大滝山山頂(946m)にある。延喜式神名帳に記された田寸神社(たきじんじゃ)の論社となっている。 社伝によれば、夜の食国(よるのおすくに)を統治する月読尊が、大和国方面の監視役として田寸津姫命を大滝山に遣わし、ここから瀬戸内海の監視をさせたことが当神社の起源であるとする。平安時代前期に空海がこの山に籠もって修行を行い、西照大権現を安置したことにより神仏混淆の山岳道場となったと言われる。

西照神社の境内

神社には天保14年(1843年)に奉納された狛犬がある。ある夏の夜、ここを通りかかった母子に狼に追われて神社の祠に逃げ込んだ。狼がこの母子に襲いかかろうとしたところを、この狛犬が狼を撃退したという伝説が残っているとのこと。

狼を撃退したという伝説が残っている西照神社の狛犬

狼を撃退したという伝説が残っている西照神社の狛犬

狛犬のところからの神社本殿の拝殿へ

手水の注意書き
この手水舎の水は大瀧山から湧き出る貴重な水を分水して参拝者の方々に気持ちよく手水の作法をしたいただきたく思います。

西照神社の手水場
①手水の作法以外使用しない
洗顔、歯磨きをしない
③特に犬や猫の飲まさない
④水をポリタンクに入れない(飲料不可)
⑤水は自然からの大切な贈り物ですから感謝してご利用ください

手水で清めてから本殿の拝殿へ

西照神社の本殿の拝殿

西照神社の本殿の拝殿

本殿の祭神は主神が月読尊、配神が田寸津姫命、田心姫命市杵島姫命

稲荷社と本殿の間にある祈りの場

稲荷社

稲荷社と本殿

願いの石 (願ことをする場所)

西照神社境内
大滝寺の本尊は西照大権現であることから明治まで寺と神社は神仏混淆であったと思われますが西照神社は広い境内の神社でした。

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2013 四国あるき遍路記事はこちら 
boianuf.hatenadiary.com
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別格20霊場20番大滝寺から88ヶ所88番大窪寺

別格20霊場20番大滝寺から88番大窪寺へのルート 30.5km
県道106号線をそのまま進む(1km)/3分
右折せず直進し県道153号線を進む(8.4km)/20分
右折して県道7号線に入る(5.4km)/9分
右折し国道193号線に入る(美馬の表示)を進む(7.9km)/10分
左折し国道377号線に入る(白鳥・志度の表示)を進む(3.4km)/4分
多和駐在所前の信号を右折して国道377号線をキープ道なりに進む(4.4km)/6分
トンネルの手前を左折し(180m)/1分 で大窪寺の第一駐車場へ