ストラディバリウス

20日の新聞記事にバイオリンの名器ストラディバリウスが約12億7000万円で落札されたと有りました。この価格は、これまでのストラディバリウスの最高値の4倍に相当するとの事。さらに素晴らしいことに、収益のすべては東日本大震災の復興に充てられるとの事。日本音楽財団は20日、東北地方を襲った地震津波の被災者を支援するために、伝説的な弦楽器 製作者アントニオ・ストラディバリ(1644−1737)によるもので、現存する約600挺の1つをオークションで売却した。東京に拠点を置くこの非営利団体が所有する楽器を売却したのはこれが初めてのこと。このバイオリンはわれわれのコレクションにとってとても重要なものだが、被災者のニーズに対応するには、日本人同士できることは何でもして助け合わ ねばならないとの報道記事でありました。

このニュースを読み1990年にF社でもバイオリンの名器ストラディバリウスを本業と関係なく入手すべく必死で探しておりました事を知る人は少ないでしょう。1990年6月10日朝8時、リュネのホテルに宿泊中のFさんに日本食の朝食を持参したおり「ストラディバリウス探してるみたいですが会社にとって何のメリットがあるんですか〜」 と聞いてみた。「生産方式で大変世話になった大野さんの子供さんがドイツでバイオリンを習っているので生産方式のお礼にストラディバリウスのバイオリンを贈ろうとしている」との事でした。「その人が将来著名なバイオリン奏者になり得る人なら今贈るのは失礼ではないですか」とつい言ってしまった。 その日〜あくる日Fさんの機嫌が悪かった事、悪かったこと。しかしその後ストラディバリウスを探す話は何事も無かったみたいに聞かなくなった。当時のいきさつをご存知の方やかかわった方にはまた別の見方、意見があるかもしれません。この頃だと思いますがアメリカのビルゲイツとあった話もお聞きしました。