脇町とみかど温泉

今日は朝から雨でブログに載せる記事が無いので、2011年1月27日に
徳島県美馬市脇町の、うだつの町並と国道483号を香川県に入った
仲多度郡まんのう町の美霞洞温泉(みかどおんせん)をアップします。

テレビで良く紹介される脇町の、うだつの町並を訪れたのは
2011年1月27日、風の強い寒い日でした。

電線は地中に埋められており昔の風情が感じられました

観光客も居なかったこともあり強風が余計に寒く感じられました

うだつの町並

この町並みの大きな特徴は、町家の両端に本瓦葺きで漆喰塗りの「うだつ」が
多くみられることであり、このことから「うだつの町並み」と呼ばれます
うだつ(防火壁)の上がった家

うだつ

うだつが上がる、上がらないの語源のうだつは、
富の象徴、金持ちはその財力でうだつが上げられたようです

吉野川北岸の主要街道の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝

吉野川に面するため舟運の利用にも適した位置にあり藍の集散地として
発展したものです。この水路を利用して阿波藍の集散が行われた。

撫養(むや)街道が町を東西に通っています

公衆電話ボックスには自動電話と表記されていました

脇町うだつの町並

脇町うだつの町並

阿波踊り竹人形の家、時代屋は中へはいり製作工程を見学できました

うだつの町並みのメインストリート撫養街道

撫養街道は吉野川の北岸を通っていたので川北街道とも呼ばれていました。
この街道は撫養(鳴門)から州津の渡し(池田町)で南岸に移って
伊予街道と合流し、伊予国境に至る、阿波国を南北に縦断する基幹道路でした。
この間の経路は、撫養岡崎渡しから、木津・大寺(讃岐街道と交差します)
犬伏(板野町)・西条(吉野町)・伊澤(阿波町)・岩津(阿波町
猪尻(脇町)・郡里(美馬町)・州津・池田の津(池田町)・白地(池田町)
佐野(池田町)から国境に抜けました。
撫養街道全体の長さは二十一里三十町(約85キロ)で、
伊予街道と合流するまでの間の渡し場は撫養林崎の一カ所だけでした。
徳島県河川国道事務所より引用)

お土産、喫茶の藍蔵

藍商佐直 吉田邸

町の東、大谷川の対岸には脇町劇場オデオン座があります
松竹のお正月映画「寅さんシリーズ」に代わる「虹をつかむ男」のメイン舞台と
なった劇場。映画の中ではオデオン座として登場。 
脇町劇場は1934(昭和9)年に芝居小屋としてオープン。戦後は映画館となり、
歌謡ショーなども開かれた。内部は当時の芝居小屋が再現され、回り舞台や花道、
大向(おおむこう)、奈落などが設けられ保存されている。


脇町のうだつの町並みを散策の後、車で県道12号線(撫養街道)を西へ走り
美馬インター南の交差点を右折し国道438号線を北上し野田ノ井トンネル、
三頭トンネルを抜け香川県まんのう町へ入り「道の駅ことなみ」内にある
「エピアみかど」に疲れた肌に優しい白湯を体験できる温泉がります。


2011年1月27日の時は道の駅を通過し美霞洞(みかど)トンネルを抜け
すぐ川沿の道を引き返す所にあった温泉宿の泊まったみかど温泉施設は
江戸時代の平賀源内の著作に記録されている白濁のお湯でした。

※2011年9月25日をもちまして閉館しました。 

みかど温泉の夕食の膳

みかど温泉の夕食の膳

お造り

天ぷら

鮎の塩焼き

しめサバ

イカの塩辛

煮物

旧みかど温泉から見える山

三霞洞は、土器川上流の阿讃山脈の渓谷で、昭和の初め、讃岐十景のひとつに
選ばれた、風光明媚な景勝地である。この地の雄淵、雌淵は昔、大蛇が
住んでいたという伝説があり、深さは今でも不明である。
黒ずむ淵は昔大干ばつの折、弘法大師が古式によって雨乞い祈願をした
所といわれている。
仙通橋・不及橋・仙が獄・夫婦岩・雄淵雌淵・釜瀑布・見返り岩・桜園の
八つの景勝があり三霞洞八景と称している。(まんのう町HPより)

下を流れる谷川

下を流れる谷川

谷川の岩の上には秋葉大権現の石柱

2011年1月28日旧みかど温泉の朝食

塩鮭と卵焼き

ほうれん草のお浸し

鯖の甘露煮

白菜の漬物
朝食のあと、国道438号を北上し琴平から善通寺へ車を走らせた。