こんぴら戌

今年は戌年です

f:id:boianuf:20180103132417j:plain

金毘羅代参犬 「こんぴら戌」 の銅像 2009.11.19 金毘羅宮の参道で撮影

江戸時代に有った話で飼い主は、犬の首に「こんぴら参り」と書いた袋を下げ、中に初穂料(賽銭)や道中の餌代などを入れて、讃岐方面への旅人に「こんぴら狗」を託します。犬は旅人や街道・宿場の人々の世話を受けながら、「こんぴらさん」まで連れ行ってもらいます。金刀比羅宮について代参をすませ、お宮で「御神札」を首の袋に入れてもらうと、犬は再び街道筋の人々の世話になりながら飼い主の元に戻り、「代参」の役割を終えます。

伊勢参りを代参した犬を 「おかげ戌」 犬が伊勢神宮の方を向いて歩いていれば、「参拝に行くのに違いない。感心な犬だ」と思い、また札には飼い主の住所も書いてあったから、いろんな人の世話によって、飼い主のもとへ導かれた。犬がどこかへ行きそうになると、そっちじゃないと、道案内までしたそうなので、結果的に犬は参拝して、飼い主のところに帰ることができたのだと言われています。

17~18年前まで、和歌山の慈尊院から高野山まで丁石道を道案内していた「ごん」という名の犬も居ました。

四国には遍路を案内する犬が今もあちこちにいるようです

犬は縄文時代より、人間にとって大事な存在であったようです。