肉のワイン煮

肉が好きで食べたいが、歯がわるく刺身もナイフで小さく切り食べているとのOBの声:
「このまえ阪急32番街、ワインバーのランチタイムで出てきた肉が柔らかく美味しかった
あんなん家でもできんかな〜」 にお答えし、肉がお箸でも崩れる程にやわらかくなる
ワイン煮込みを紹介します。

材料
1)肉(大き目のブロック、卵サイズ位より大きめのかたまり=大きいほうがよい)
2)にんにく(皮をむいて6〜7片、切らない)
3)にんじん、ジャガイモ、きのこ(生マッシュルーム、エリンギ、生椎茸をまるのまま)
4)たまねぎは縦に4きり(煮込んでばらけないように根を付ける)
5)香味野菜(セロリの芯など少々)
6)赤ワイン、ブイヨン(固形スープの素=マギーブイヨン等)
7)出来上がりにとろみをつける小麦粉かコーンスターチ少々

作り方
8)フライパンにニンニクと少し多めのオリーブオイルを入れ中温度
9)にんにく臭が出てきたら強火にし、肉を塩コショーし焼く
10)肉にこげが付いたらにんにくと肉を鍋に移す
11)使ったフライパンに野菜のぶつ切り(卵大の大き目の)を全部いれ塩コショーでいためる
  香味野菜は炒めない。
12)あと肉の鍋に炒めた野菜を入れワインを加えて火にかけアルコールを飛ばし
13)たっぷりのお湯とブイヨンと香味野菜を加えアクをとりながら(2時間位は)煮込む
14) 煮込んだ固形の野菜は食べるものを残し、残りはザルでこして鍋に、繊維カスは捨てる
15)食前に別の鍋でとろみスープを作り盛り付けた皿の肉にかける
16)とろみスープは取り分けた煮汁にシチュー用などか小麦粉やコーンスターチを加えます
  とろみが嫌いなら無しでもよい。ジャガイモなどを一緒に煮込みザルでこしてもとろみが
  出来ます。
17)付け合せはパン、パスタやマカロニで(ご飯=にんにくライス、ゆでジャガイモ、何でも)
18)多めに作って汁ごとジッパー付き袋に入れ空気を抜き閉じて冷凍庫へ
19)食べたい時に解凍してレンジか鍋で暖めます。

以下に多少の前後はありますが写真入でプロセスを紹介します。

ブロック肉(今回は豪州産の脂の少ないブロック肉を使いました)黒コショウ、塩

香味野菜(ロリエ、ニンニク、玉ねぎ、人参、白ネギ、パセリのブーケ、セロリ等)こんな感じ
臭いが嫌いな人は香味野菜は少なめにしてください。
好みですがロリエ、ニンニク、玉ねぎ、人参、白ネギは入れたいです。

玉ねぎは芯を残して大きく櫛形に切り、人参も皮付きで大きくきります

肉を大切りにし塩、コショウをまんべんなくまぶします。
(今回は牛肉ですが、豚肉、しし肉、鹿肉、などで)あまり細かく切ると出来上時に肉はどこ?

フライパンにオリーブオイル(サラダオイルも可)を引き煙が出る位で肉を入れこがします
よく焼けたら他の面もこがします(ひんぱんにかえさない)。

焼けたら五層鍋に移しいれ(圧力鍋だと短時間で出来ます)

ニンニクとワインをいれ強火にしてアルコールを飛ばし出てくるアクをとります。

酸化防止剤の入っていない500円程度のワインを使いました。
入れたワインの量が半分になるまでアクをとりながら煮込むと肉はワイン色になってきます

香味野菜を順次入れますが、臭いのきついのを嫌いな人は、後入れ先だしで調整してください

お湯をひたひたに入れ (水よりお湯が硬い肉も柔らかくなります) ブイヨンキューブを一個
指でつぶしながら入れます。砂糖を一つまみ強(好みで)いれます。

アクをとりながら肉が柔らかくなるまでコトコト煮込みます(肉に竹串をさしてみる)

煮込むときに肉の表面が乾かないように時々かえします

肉が自分の好みのやわらかさになったら、ソースを別の鍋に少し取り小麦粉を水溶きします
好みでバターを溶かしいれます(より濃厚なソースが出来ます)。

混ぜながら溶き小麦粉で好みの硬さにします、ワインの味が欲しい時はここで少々加えます

肉と野菜を盛り付けて、とろみソースをかけます

こんな感じの夕食が出来ました。添えはバゲットにしましたが、ご飯やジャガイモなどもOK

肉は煮込むほど柔らかくなります、煮込み中は表面が乾かぬように注意して煮込んでください
一旦火を止めるときは鍋にフタをずらしてしておくことです。
では味付けは好みに調整し調理にチャレンジしてみてください。