Shikoku pilgrimage 88 and bangai 20
立江寺から奥の院の取星寺への阿千田越えの道が判らないとお遍路の投稿に良く出てきます
それをSkypeのグループ会議で話題に出すと尾上神社から阿千田越えの遍路道(旧土佐古道)
を整備されている澤井さんが暑い中現地調査に行って来てくれました。
その情報を記事にします。
立江寺〜青木地区の尾上神社までの道順
尾上神社からは案内があり旧土佐街道(阿千田越え)も毎日HDIさんやANYさん、
澤井さんが整備されています。
上記の地図にマークされた撮影ポイント順に澤井さんの現地調査の写真を載せてゆきます。
立江寺からこのルートで赤線の端の尾上神社まで実測で1600mとの事でした。
①赤い白鷺橋を渡ります (風習では橋の欄干に白鷺がとまっていたら渡らない)
②三叉路を左へ
③ミニ88箇所入り口横を通る
④駐在所の前に石碑があります
⑤左取星寺(④の石碑に19番奥の院)
⑥右へんろみち(④の石碑の右へんろみちとは20番鶴林寺方面の意味)
⑦駐在所前の石碑を左取星寺へ進むと
⑧こんな感じの道です
⑨正面のカーブミラーの下に石碑があります
⑩その石碑には「左地蔵」(左地蔵とは19番立江寺の本尊地蔵菩薩)
⑪右「あせん田」とあります(阿千田越えの道です)
⑫カーブミラーから正面手前に見える小山(尾上神社が鎮座)を目指し歩きます
⑬ここで28号線を横断しこれより古の阿千田越えへと入ります (20番鶴林寺は右へ)
⑭尾上神社下の道しるべは左方向を指しています
国土地理院地図はここを直進する四国の道を選んでおりますが本当のへんろ道は
この道しるべの左へ入るのが正しいのです。(他の遍路地図も四国の道をえらんでいますが
古の時代はこの道しるべに従い左へ進まないで直進すると沼地へ入ってしまうのです)
知るところでは東海出版の歴史を歩く旅マップシリーズ「四国遍路 1A」にはこの
へんろ道しるべに従う「阿千田越え」として唯一正しくオレンジの線で示されています。
⑮この道しるべに従い歩いてください、未舗装で心洗われる阿千田越えがしばし続きます。
澤井さんこの暑い中現地調査お疲れ様でした。
「④の石碑には取星寺の字があるのですが、⑨の石碑にはあせん田・・と書いてあり
取星寺とは書いてありませんので別に案内板必要。⑦⑧⑬あたりにも案内板を立てると
さらに分かりやすくなります。」と感想を頂きました。
お遍路に判りやすい
白地に赤文字の案内道しるべが暗がりや雨の日でも目に付き判りやすいと思います。